2007年9月4日火曜日

住宅ローン 「資格」「子供」など金利優遇

多彩な住宅ローンが出てきてます。いろいろな条件で金利優遇を設定しています。しっかり情報を集めて選びたいものです。しかし、全体的に安くしとけばいいんじゃないの?と思うのは素人発想でしょうか。。。

(読売新聞より引用)

 金融機関が、特色ある住宅ローンを相次ぎ打ち出している。日本銀行がゼロ金利政策を解除した昨年7月以降、金利は上昇傾向にあり、住宅販売も伸び悩んでいる。貸し手同士の競争は激しさを増しており、借り手の資格や家族構成、住宅のタイプによって金利を優遇するサービスなどで顧客を囲い込もうとしている。

 ◆家族で合算も

 外資系ノンバンクのGEコンシューマー・ファイナンスが6月から取り扱いを始めた住宅ローンは、借り手が弁護士や介護福祉士など一定の資格を持っていれば、最大1・0%まで金利を優遇する。

 本人、配偶者、両親などの資格を合わせると、合算で優遇幅がさらに広がる。夫が弁護士で妻が公認会計士などの場合、10年金利固定型タイプ(年4・2~6・0%)は、もっとも低いケースで金利が年3・2%まで下がる。

 ◆県内限定

 子育て世代にうれしいサービスもある。埼玉りそな銀行が、9月30日まで申し込みを受け付けている「埼玉県 パパ・ママ応援!!住宅ローン」は、埼玉県内で住宅を新築・購入し、中学生以下の子供がいる場合、年1%の金利優遇が受けられる。

 中央三井信託銀行が2003年4月から販売している女性専用のローン「エグゼリーナ」は、今年5月末時点で申し込みが3400件、契約総額は670億円に達した。出産から1年間は金利を年0・1%優遇するもので、借入金額2000万円だと月々1600円ほど負担が軽くなる計算だ。

 ◆競争激化

 住宅金融支援機構によると、国内銀行の住宅ローンの新規融資額は、超低金利を背景に01年ごろから増加に転じ、05年度には17兆8500億円に達した。

 ただ、今年に入って、首都圏のマンション発売戸数が1~7月に7か月連続で前年割れとなるなど、住宅販売には停滞感も目立ってきた。地価の上昇で販売価格が上がったことが大きな理由とみられる。

 住宅ローン金利は少しずつ上昇し、みずほ銀行の場合、今年7月の住宅ローン金利は3年固定型で年3・4%と1年前より0・7%高い。日銀は追加利上げの時期を探っており、金融機関は金利の上昇傾向が住宅ローン販売にどう影響していくか注目している。